2014年8月
8月15日から台湾の愛仙会第34回展示会へ行ってきました。

テーブル手前の楯は前回入賞者の写真入
りです。
展示風景
サボテンのギムノや牡丹類の斑入多苗。
ハオルチアの玉扇・万象や斑入り種。
盆栽風に仕立てたコーデックスなど。
展示品 「王妃兜蟹錦」

径13cm位の小型タイプで、台湾には緑色
肌の物と白肌の物と2タイプがあるが、この
苗は緑肌のタイプ。

「アガベ・チタノータ錦(No-1)」

アメリカ→日本→台湾と普及した。
当初刷毛斑だったが、繁殖苗は中斑が多
く今日本では展示の様な刷毛斑苗は希少
です。
「ユーフォルビア・鉄甲丸錦?」

斑というには?だが、年中新葉が黄で、葉
脈だけが緑色だそうで、古葉は通常になる。
色素変異個体(キサンタ)だと思われる。
「コミフォラ・SP」

ドイツからの輸入品で、日本では今も希
少種だが、台湾では良く育ち丈夫だという。
「プセウドリトス各種」

上段:P.migiurtinus
中段中:P.caputviperae
下段右:P.herardheranus
中段左:P.caputviperaeの交配種
下段左:P.caputviperaeの交配種

台湾やタイではプセウドリトスの交配が多数
作出されている。
「黒砂糖錦」

元々は日本からの苗だが、台湾でも大人
気!よく仔吹きするので予約殺到だとか?
「大型レツーサ交配錦」

ノリ斑なのに径16cmオーバーの巨大型。
窓の線模様も全て斑色でとても奇麗。
やっぱりハオルチアの斑入種は真上から見
て斑が見えないと格が下がる。
「ピクタ交配種の実生苗」

かなり大型になると予想される。
日本で栽培すれば四季の温度差で色の
変化も楽しめそう。
「スプレンデンス交配種」

スプレンデンスやピクタ実生苗は、苗が大き
くなるにつれ窓の白さが増していく。
この苗も昨年あたりから急に白くなったよう。
「玉扇実生苗」

台湾には福屋氏の緑模様玉扇が数多く
輸入されており、それらの実生苗に緑模様
の奇麗な苗が多数作出されている。
特に近年では、マンモス交配のマグニフィカ
タイプの緑模様入りが作出されていて、
「中島グリーン」(玄武)様の苗を時々見か
ける。
「舟橋万象実生苗」

日本の舟橋氏実生の万象子苗が台湾で
良くなっている。いろんなタイプがあり、その
繁殖が待ちどうしい。
「舟橋万象実生」
「村主カリフラワー実生」

触れば手に白い粉がつきそうな特白選抜
個体。ゆったりした姿は、大型を連想させ
とても楽しみな苗。
「凸凹肌の般若錦」

凸凹ランポー玉の良タイプは台湾では多数
出来ている。今彼らは、兜や大鳳のこのタ
イプの作出に挑戦中である。
※中国産・兜のモンスト系はランポーと交配
  できるものがあるらしい。
「販売風景」

ティランジア・プルメリア・パキポなど。
売店は台北・台中など全国からの業者が
集まり、全部で15店舗位ある。
ユーフォルビア・ドルステニア・シンニンギア
など実生苗も多い。
台南の業者訪問

年中温かい台南では、サボテンやパキポ等
周年戸外の庭でも良く育つ。
斑入サボテンの採種用親苗ハウス

ギムノカクタス・メロカクタス・ディスコカクタス
など斑色やタイプまで選抜されている。
牡丹類の斑入り親木は別ハウス。
「鳳頭綴化錦」

この苗の実生から綴化苗はできないそうで
す。
「守殿玉錦」

この苗からは多数の斑入苗ができています。
「綾波錦」

近年は特長刺や狂刺タイプを交配して、
狂刺タイプの苗はかなり出来ているが、特
長刺や特太刺タイプの斑入はまだ数が少
ないとか。
「小平丸錦」

斑色がとても鮮明で、実生苗もかなり良い。
「銀冠玉錦 実生苗」

親株は斑回りが良くないが、鮮明斑なので
大切にしている。
実生苗には写真のような素晴らしい苗が多
く出来ている。
「亀甲牡丹錦」

とても鮮明な黄斑で、大きくなっても斑色
は褪せない。
前出の亀甲牡丹錦・実生接苗
前出の亀甲牡丹錦にゴジラを交配した特
選抜苗。
斑色もゴジラのタイプもすごく良い。
「アロエとガステリアの交配種」

日本にも良く似た苗があるが、斑色も鮮明
で小型。
「錦帯橋交配種の斑入苗」

径8cm位の中型サイズで、草姿が特に良
い。斑色も赤く染まるタイプで、極上斑。
久しぶりにドキッとするハオルチアを見た!!
高雄県の趣味家訪問

台風を考慮した巨大温室の中は、ほぼハ
オルチアの万象・玉扇・オブツーサ錦や大
型レツーサ錦などの銘品が多数並ぶ。
プセウドリトスやアロエなどは別のハウスで
栽培管理されている。
「舟橋万象の選抜苗」

2年前は100万円の価がついた位のほぼ完
成株であったが、多くの人に頼まれて、胴切
りをしたらしい。
外葉にその頃の面影がある。窓中央が緑
色の塊のある濃白雲で、そこから放射状の
特美白線が窓全面に広がる。
「竜  牙」 M9実生の特選抜苗

この苗も2年前に胴切りをしたらしい。
特大偏平窓に、濃泊雲と緑色の牙模様
が印象的な苗。
大窓で窓全面の奇麗な白線模様と、緑
色模様が重なる。
このタイプは台湾では良く見る。
マンモスに福屋系玉扇を交配した苗

大型で窓の模様もバランスが良い。特筆す
べきは窓の形で、内側に大きくセリ出すのが
特徴的で、この窓の形の銘品が台湾で多く
見られる。
「錦帯橋交配種」

コンパクトで草姿が特に良い。
もう少し窓が白ければ・・・
プセウドリトスの親苗

種が風で飛ばないように、ストローを被せて
ある。
プセウドリトスの実生苗

意図的に雑交配種が作出されている。
P.dodsonianus や P.caputviperaeに商
品価値の高い物が見られる。




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